マグネットブレーキ 原理編
こんにちは!
スタッフの長尾です。
今回は、日頃からよくお問い合わせをいただく
マグネットブレーキのセッティングの基礎と例を紹介していきたいと思います
まず、マグネットブレーキはどのようにブレーキをかけているのか
マグネットブレーキは
磁石の磁力を利用してブレーキをかけていると思われがちですが、
実は全く違う原理でブレーキをかけています
少し難しいお話になりますが簡単に説明すると・・・・・・・・・
磁石の磁界の中をブレーキディスクが移動することによって渦電流が発生します。
この渦電流が発生する際にスプールの回転方向とは
逆方向に抵抗が発生してブレーキがかかるという仕組みなんです
そして、マグネットブレーキで1番誤解されているのが・・・・・・・・・
ブレーキ力が常に一定と言われている部分です!
渦電流はスプールの回転速度が上がるにつれ強くなり、それに比例して抵抗も大きくなります。
なのでブレーキ力は、スプールの回転速度に比例して変化しているので
本当は一定のブレーキではなく、回転速度に比例したブレーキがかかっているんです
次に、磁石の距離でブレーキの強さが変化する原理について
磁石はN極からS極に磁界が流れています。
その流れている磁界の線(道しるべ?)を磁力線と言います。

(↑イメージ画像)
このイメージ画像のように磁界が作られており
磁力線はN極からS極に向かって伸びています。
磁力線を束にしたものを磁束線と言い
ブレーキディスクに当たる磁束線(磁束)の本数が多ければ多いほど
大きい渦電流が発生します。
そして、先に説明したように、それに比例して
大きなブレーキ力がかかるという仕組みになっているんです
簡単に説明しても難しい内容になってしまいました・・・・・・
次はマグネットブレーキのセッティング例を紹介したいと思います
主に私が使用しているアブ系のマグネットブレーキのセッティング例になりますので、
参考にしていただければと思います

追記
コメントにて「マグネットの下にあるプレートはどんな意味があるの?」
という質問を頂きましたのでこちらでお答え致します。
マグネットの下にあるプレートは、マグネット自体の固定以外にももう一つ役割があります。
それは、安定した磁界を発生させる役割です。

(↑イメージ画像2)
これには透磁率というものが関わっていて
透磁率とはその物体(物質)の磁化のしやすさを表しています。
簡単に説明すると空気の透磁率は1に対して
鉄の透磁率は5,000になります(同一条件下での計算値)
磁束は透磁率の高いものに集中する性質があるので
透磁率の高いプレートを付けることによって
安定した磁気回路を構成し、結果的にイメージ画像2のように
スプール側にある磁界も安定するという仕組みなんです。
もっともっと簡単に説明するとバラバラの磁石を一つの磁石として
まとめあげて安定した磁界を作るというのがあのプレートの役割です
簡単な説明をしたつもりでも難しいお話になってしまいます


まだまだ、分からないことがあれば
コメント欄にて
ご質問にお答え致しますのでよろしくお願い致します









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